バイクは、「定期的なメンテナンス」や「丁寧な走り」を心掛けるだけでかなり寿命を伸ばす事が出来ます。
その具体的な方法についてご紹介します。
バイクの寿命を決める要因
バイクの寿命は、「走行頻度」「メンテナンス」「1回当たりの走行距離」「年間走行距離」「走行環境(走り方とか天候)」などによって大きく変わってきます。
なので、一概に「○○kmだよ!」とは判断出来ません。
ただし、一般的にエンジン数の回転数が多いモノの方がエンジンの劣化が激しくなりますので、寿命は短くなります。
例を挙げると、「2stエンジンのモノ(4stに比べて回転数が単純に倍の為)」や「スポーツタイプのバイク(スクータータイプのバイクに比べて回転数が非常に高い)」などが有ります。
走行頻度
走行頻度は「どれだけ沢山バイクに乗ってやるか」という事です。例えば、1年に2,3回しか乗らない場合と、週に5回以上乗る場合なら、後者の方が圧倒的に寿命(走行可能距離)は延びます。
メンテナンス
基本的には、バイク屋などに言われた通りに定期メンテナンスしてもらったり、パーツ交換しているだけで「メンテナンス」はOkです。言われたことを無視して、全くメンテナンスに出さずに乗り続けると確実に寿命は縮みます。
オイル交換などをしないなどは「論外」です。きちんとメンテナンスをしてやればスクータータイプでも最低5万Km程度は走れます。
1回当たりの走行距離
1回当たりの走行距離は、「20km以上」が一番エンジンに良いとされます。短距離の繰り返しはエンジンにかなりの負担をかけますので、エンジンの寿命はその分縮みます。
その原因は「オイル」が劣化してしまう為です。
詳しくは以下のページを参照して下さい
→オイル交換の時期について
走行環境
「常に100km/h」で走り続けるのと、「常に60km/h」で走り続けるのでは、前者の方がエンジンに悪影響を及ぼします。
また、「厳冬」や「猛暑」などの過酷な天候の時にエンジンを走らせるのもエンジンを劣化させる要因と成り得ます。
具体的に距離の寿命は?
エンジン以外の部品に関しては、パーツが供給されている限り永遠に交換出来ますので、寿命は「無限(∞)」です。
エンジン本体の寿命に関しては、上記の「バイクの寿命を決める要因」で挙げた項目を全てクリアしていれば、スクータータイプのものでも「10万km」は余裕で走れます。
ただし、走行距離が長くなってくればくるほど、パーツの劣化もしやすくなってきますので、後々のコストを考えれば、「パーツ交換代(メンテ代)だけで新車1台買えてしまうくらい費用が掛かってしまっていた!!」なんて事になります。
なので、そこらへんの釣り合いを考えて、あからさまに故障が多くなってきたら、新車に乗り換えたほうが逆に安く付くでしょう。
まとめ
バイクをメンテに出すというのは、金も時間も掛かるし、面倒臭いとは思いますが、全くメンテに出していないバイクに乗り続けるというのは安全面から見ても非常に危険です。
また、メンテに出さずにずっと乗り続けていると、余計に部品が劣化しやすくなって、かえって高く付いてしまうケースが殆どです。
自分のバイクを労ってやるという意味でも定期的にメンテに出してあげるようにしましょう。