エンジンオイルの交換は、適切なスパン(距離・期間)でやらないと「エンジンが死にます」
交換時期はどれくらいなのか
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期間と走行距離で交換する
本当は中に入っているオイルを直接見て、「おっ、汚れてきたな」と目視するのが一番良いですが、それはさすがに手間ですので、一般的に「期間」と「走行距離」に合わせて交換します。
巷では、「2000km、3000km、4000km、5000km」あたりが適正な交換時期と言われていますが、一概に「○○kmで交換するのがいい」というのは考えればおかしな話なのです。
なぜなら、車種によってエンジン構造も大きさも違うし、もちろん性能・特性も違います。また、持ち主がバイクをどの様に扱うか(乗る頻度・運転の仕方等)によっても変わって来ます。(オイルの汚れ具合は千差万別)
そんな多種他様なエンジンが有る中で、一概に「○○kmで交換したらええんや!」と決め付けてしまうのはちゃんちゃらオカシイのです。
なので一番信用出来るのは、「取扱説明書で推奨している距離」で交換する事です。そのエンジンの事を一番分かっているのはメーカーです。そのメーカーの指示通りやれば問題無いのです。(ちなみに私が乗っている「アドレスv125」の場合、初回は1000kmで交換で、以後は6000kmごとに交換せよ。となっています)
もしもそれでエンジンに不具合が出たら、バイク屋を通してメーカーにクレームを言えば良いだけの話です。
「自分の運転は荒い方だな」と思う人なら「推奨距離ー1000km」くらいで交換したら良いでしょう。
シビアコンディション
ただし、冬場で短距離しか走らない場合だと、シビアコンディション(メーカー指定の半分位の距離)で、交換した方が良いとされてます。
運転中は、シリンダとピストンの間から抜けたガスが多少なりとも液化して、オイルの中に混入してしまうのですが、上記条件の場合、エンジンが十分に温められない為、どんどんオイルに揮発油(ガソリンとか燃料)が混入してオイルが劣化してしまうのです。
あとオイルは走らなくても勝手に酸化してしまいますので、1年以上継続して使用するのも良くないです。(1年に1回は最低でも交換する)
結論
- 取扱説明書(メンテナンスノート)で推奨している距離で交換する。運転が荒い人は「推奨距離ー1000km」くらいで交換する。
冬場で短距離しか走らない場合は、推奨交換距離の半分くらいで交換する。 - バイク屋(ディーラー)の言う事は絶対だと信じてる人
→言われた通りの距離で変える
交換場所について
photo by:jin_jing
ガソスタ
基本的には車もバイクもガソスタで十分です。ただ、一部ガソスタでは、バイクに車用のエンジンオイルを入れられたりする事がありますので注意が必要です。(車用のエンジンオイルしか置いてないとこが有る)
更に酷い所では「オイル交換したふり」をされることもあるみたいです。(それは遭遇した事ないが)
なので、ガソスタで交換する際は、
- 作業風景が見せてもらえるか(見える所で待たせてもらえるか)
→作業を公開してるという事は変な事はしていない - 入れるオイルが適正か訊く(バイク用か、車用か。製造ロットの古い物を使用していないか)
を確認した方が良いです。
用品店(オートバックス、イエローハット等)
基本的にこれらの店で交換は避けた方が良いです。前にやってもらった事がありましたが作業があまりにも雑です。(私の行った店舗だけかもしれませんが)
しかもネットでもあまり良い評判を聞きません。値段も会員にならないとそんなに安くないし、オイルもどんな物を入れられるかわかったもんじゃありません。
あと、車専門の用品店では「バイク」のオイル交換は基本的にやってくれません。
http://blog.goo.ne.jp/kanbow/e/50f494378e85340dc04691532e9b9693
バイク屋・ディーラー・自動車修理工場
基本的に彼らにはプライドが有りますので、人を騙す様な事はしません。交換の際もメーカー指定のオイルを入れてくれます。
今後の付き合いと言う点でも、購入した店でオイル交換を頼むのは良いかもしれませね。
自分で交換する
オイル交換というのは以外と簡単です。超ざっくり手順を書くと以下の様な流れになります。
- オイルを抜く用のバットのような物を準備(廃油を廃棄する為の入れ物(何でも良い)も準備)
- 下部についている「ドレンボルト」というものを外してオイルを抜く
- エンジンオイル注入口から新しいオイルを注入する
簡単ですが、色々面倒くさいです。
私は以前、「アドレスv125」(オイル容量が950mmL)のオイル交換を↓のを使って何回かしましたが、「いろいろ汚れるし、準備するものも以外と多いし、時間かかるし、面倒くさいし(廃油の処理とか)、オイル自体も高いし、服がオイル臭くなるし」で、店にやってもらった方が楽だし安いんじゃないかなーって個人的に思いました。
あと自宅が広い人は問題無いですが、アパートとかだと「オイル交換する場所自体無い」と思いますので、店に任せた方が良いと思います。
ただ、自分でやると(当たり前ですが)工賃が掛からない分、少しですが安く済みます。
また、廃油はガソスタに持っていけば無料で処分してもらえます。普通に可燃物として出してもゴミ処理業者が持ってってくれます。(自治体によっては持ってってくれない事もあるかも)
まとめ
ここであーだこーだ書きましたが、結局作業をするのは「人」なので、店によって誠意を持ってちゃんとやってくれるガソスタもあるし、適当なちゃらんぽらんなバイク屋もなきにしもあらずかもしれません。
あくまで、「こういう傾向が強い」っていうだけです。(鵜呑みにはしないでください)
最終的には、友人の評判を訊くなりネットの評判を見るなりして、自分で店を見極めるしかないです。
オイル交換は何故しないといけないのか
理由は、「燃料の燃えカス、エンジン内の部品の磨耗によってオイルがどんどん汚れていくから」です。
エンジンオイルは、エンジン内の「オイルポンプ」という機構によって常に循環されています。この仕組みによって常にエンジン内全体にオイルが行き渡る様になっています。
メーカーの推奨交換距離を越えても、一定の間は普通に走る分には問題有りませんが(オイルを循環させた際に通るフィルター(フィルターエレメント)があるので)、その場合は確実にエンジンにダメージが蓄積されていってしまっていると言う事をお忘れなく。
まとめ
エンジンオイルは、バイク(車)にとって血液のようなものです。動脈硬化を起こさせない為に、適切なタイミングで交換してあげる様にしましょう。